【中小企業診断士試験 試験制度】1次・2次の配点や合格基準について教えてください
中小企業診断士試験は、広範な知識と応用力が問われる難関試験ですが、その配点や合格基準を正しく理解し、逆算して計画を立てることで、初学者の方でも着実に合格へと近づくことができます。
KECビジネススクールの科学的学習メソッドに基づき、試験の全体像から具体的な日々の学習計画、そして合格者の実体験を交えた道筋を詳しく解説します。
1. 第1次試験の配点と合格基準
1次試験は、診断士として必要な学識を判定するマークシート形式の筆記試験です。全7科目で構成され、幅広いビジネス知識が問われます。
試験科目(全7科目・各100点満点)
- 企業経営理論(90分): 経営戦略、組織論、マーケティング。
- 財務・会計(60分): 経営分析、意思決定会計など。
- 運営管理(90分): 生産管理、店舗運営管理など。
- 経済学・経済政策(60分): ミクロ・マクロ経済。
- 経営法務(60分): 会社法、知的財産法など。
- 経営情報システム(60分): 情報技術、統計解析など。
- 中小企業経営・中小企業政策(90分): 白書の内容や支援施策。
【合格基準】
総点数の60%以上(700点中420点以上)であること。かつ、1科目でも満点の40%未満(40点未満の足切り)がないこと。
※科目合格制度:科目単体で60点以上取れば「科目合格」となり、翌年度と翌々年度の試験で免除申請が可能です。
2. 第2次試験の配点と合格基準
2次試験は、1次合格者を対象に診断の実務に関する応用能力を判定する試験です。知識があるだけでなく「企業の課題を解決する力」が求められます。
筆記試験(4事例・各100点満点・各80分)
- 事例I: 組織・人事に関する事例。
- 事例II: マーケティング・流通に関する事例。
- 事例III: 生産・技術に関する事例。
- 事例IV: 財務・会計に関する事例。
【合格基準】
総点数の60%以上(400点中240点以上)であること。かつ、1科目でも満点の40%未満がないこと。
※口述試験:筆記合格後の面接試験。令和8年度より廃止される予定です。
3. 具体的な学習ロードマップと日々の計画
診断士試験合格に必要な約1,000時間を効率的にクリアするためのKECメソッドをご紹介します。
①「黄金の復習ルーティーン」の確立
【STEP 1:講義直後】 穴埋め問題で知識を確認し、講義音声を録音。
【STEP 2:就寝前】 講義音声を倍速で聴きながら、論点を頭に定着。
【STEP 3:翌朝】 起床後すぐ、昨日と同じ部分を再復習。
② スキマ時間の徹底活用
- 通勤中: ロジックツリー(1次知識を2次で使うための体系図)の暗唱。
- 仕事中: 信号待ちなどに「トレーニングシート(PTS)」で1論点を確認。
4. 合格者の実体験にみる信頼性
配点や基準の数字以上に大切なのが、本番での「守り」の意識です。
- 「1点をもぎ取る執念」: 241点で合格したある方は、終了5秒前までペンを動かし続けたことが勝因と語っています。
- 「財務の苦手克服」: 独自の「フレキシブルボックス(FB)」という図解メソッドにより、財務を得点源に変えた初学者が多数います。
- 「逆転合格のドラマ」: 模試D判定から、少人数双方向授業でのディスカッションを経てストレート合格を果たす例も珍しくありません。



