養成課程修了後の具体的な活動事例やキャリアが知りたい
中小企業診断士の登録資格を得るためのもう一つの道である「養成課程」は、単なる試験免除の手段ではなく、修了後すぐにプロのコンサルタントとして活躍するための「実践的な訓練期間」です。
これから学習を始める方が、合格後にどのようなキャリアを描けるのか。KECの卒業生であり養成課程を修了された方々の具体的な活動事例を交えて解説します。
1. 独立診断士としてのキャリア
養成課程では、実際の企業に対して80〜140ページに及ぶ診断報告書を作成し、経営者に直接提言を行う実習を何度も繰り返します。この圧倒的なアウトプット経験が、独立後の即戦力に直結します。
- 事務所の開設と顧問契約:
札幌商工会議所の養成課程を修了した濱先生は、修了後すぐに「濱中小企業診断士事務所」を開設。前職の社長経験を活かし、地元北陸の企業2社と顧問契約を結ぶなど、民間業務で即座に実績を上げています。 - 専門分野の確立:
大阪経済大学の養成課程を修了した藤本先生(美容室経営者)は、自身のバックグラウンドを活かし、理美容業界に特化したコンサルティングを展開しています。
2. 公的機関での支援業務
診断士協会や商工会議所などを通じた公的な仕事は、駆け出しの診断士にとって重要なキャリアの柱となります。
- 専門家派遣制度の活用:
藤本先生は、大阪府中小企業診断士会からの依頼で、信用保証協会の案件や理美容業界向けのセミナー(リアル・Zoom計10回)を担当しています。 - 事業承継支援などの公的ポスト:
濱先生は、北海道事業承継・引継ぎ支援センターのサブマネージャーへの応募や、事業承継研究会への入会など、公的な立場から地域経済に貢献しています。
3. 企業内診断士としての活躍と副業
会社員を続けながら、養成課程で得た「経営の全体俯瞰力」を本業に活かす道も一般的です。
- 社内コンサルティングと幹部教育:
自社店舗の数字分析や目標設定に加え、KECで学んだ「企業経営理論」を自社の幹部教育にそのまま取り入れている事例もあります。 - 補助金支援や執筆活動:
副業として「事業再構築補助金」の申請支援(実績7社)や、帝国データバンクでの執筆活動など、社外での実績を積み上げている診断士も多く存在します。
4. 養成課程で得られる「一生の財産」
修了生が共通して語るのは、知識以上の「人的ネットワーク」の価値です。
多様な仲間との戦友意識:
濱先生が修了した課程では、26歳から63歳まで、全国から独立を志す30名の仲間が集まりました。半年間、夜遅くまで資料作成を共にする過酷な環境を乗り越えた仲間は、合格後に案件を紹介し合ったり、ノウハウを共有したりする「一生の戦友」となります。
学習の道筋:まずは1次試験突破を
養成課程に進むためには、まず「1次試験合格」が絶対条件となります。KECでは、重要論点を7回以上繰り返すスパイラル学習を行い、最短での1次突破をサポートします。



