養成機関を選ぶ際のアドバイスやチェックポイントは?
中小企業診断士の登録資格を得るための道は、2次試験(筆記・口述)を突破するだけではありません。1次試験合格後に、演習や実習を通じて実務能力を磨く「養成課程」という選択肢があります。
養成課程は、多額の費用と時間を投資する大きな決断です。これから学習を始める方が後悔しないための選び方のアドバイスとチェックポイントを、合格者の実体験を交えて具体的に解説します。
1. 養成機関を選ぶ際の5つのチェックポイント
養成機関によって期間や環境、費用が大きく異なります。以下のポイントを比較検討の軸にしてください。
- 受講期間と開講形式: 最短6ヶ月の短期集中型から、仕事を続けながら通える2年間の夜間・土日型まであります。「最短で登録するか」「働きながらじっくり学ぶか」を決めましょう。
- 総予算の把握: 授業料(約150万〜300万円)だけでなく、実地研修費や期間中の生活費、地方の場合は住居費も考慮が必要です。
- 実習先と活動拠点: 地域密着型で地方企業を多く診断する機関もあれば、東京で多様な業種を回る機関もあります。将来の活動地域を視野に入れましょう。
- 受講生層とネットワーク: 独立志望の社会人が多いのか等、切磋琢磨できる「戦友」を得られる環境かを確認しましょう。
- 選考内容: 書類審査と面接が中心ですが、小論文やペーパーテストの有無も要チェックです。
2. 合格者の実体験:なぜ「札幌」を選んだのか
実際にKECで学び、1次合格後に札幌商工会議所の養成課程を修了した濱先生の事例は非常に参考になります。
濱先生は、2次試験敗退後の選択肢として「運の要素を排除できない再受験」よりも、「確実かつ最速で開業できる養成課程」を選びました。選定の決め手は以下の通りです。
- 期間: 最短半年で修了できること。
- 環境: 地方での活動を見据え、住居費も東京のほぼ半額だった札幌を選択。
- 多様な仲間: 26歳から63歳まで、全国から集まった独立志望の仲間との出会い。
3. 養成課程を目指すための「日々の学習道筋」
養成課程に進むための絶対条件は「第1次試験への合格」です。まずはここを突破するための具体的な学習計画が必要です。
1次試験突破に向けた「黄金の復習ルール」
- 講義当日(即時復習): 講義直後に「穴埋め問題」で確認し、音声を録音。
- 就寝前(記憶の定着): 録音音声を倍速で聴きながら眠る。
- 翌朝(反復学習): 起床後、前日と同じ箇所を再復習。この反復が長期記憶を支えます。
また、通勤電車でKECオリジナルの「ロジックツリー」を暗記しておくことは、養成課程の実習で社長の悩みを整理する際の強力な武器になります。
4. 入学後に待ち構える「審査」と「実習」のリアル
養成課程は「通えば受かる」ほど甘い場所ではありません。厳しい基準が存在します。
- 出席率90%以上が必須: 遅刻や欠席は厳禁。実習期間は夜遅くまでの資料作成も発生します。
- 膨大な報告書作成: 実習ごとに80〜140ページにも及ぶ診断報告書を執筆。高度なPCスキルも必須です。
- 講師による個別評価: 毎回、個別の成績評価とフィードバックがあり、修得水準が厳格に判断されます。
2次試験か、養成課程か。あなたに最適な道を選びませんか?
養成課程は高額な投資ですが、実戦経験と一生の仲間が得られる価値ある選択です。
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