1次試験の合格有効期間中に2次試験に合格できなかった場合はどうなりますか?
中小企業診断士試験に挑戦する際、最も注意すべきルールの一つが、この「1次試験合格の有効期間」です。せっかく7科目の難関を突破しても、期間内に2次試験に合格できないと、積み上げた努力が「振り出し」に戻ってしまうという厳しい現実があります。
これから学習を始める方が、このような事態を避け、最短ルートで合格を掴み取るための具体的な道筋と対策を解説します。
1. 「2年間の猶予」が終わるとどうなるか
第1次試験に合格(全7科目の総得点で60%以上を獲得)すると、その合格は「合格した年度」とその「翌年度」の計2年間のみ有効です。
この2年間のチャンス(計2回の2次試験)で合格できなかった場合、以下の状況に陥ります。
- 1次試験を最初から受け直し: 翌年の1次試験を、再び全7科目受験し直さなければなりません。
- 「科目合格」の免除権利も消滅: ここが最大の注意点です。一度「1次試験合格(1次パス)」を果たしてしまうと、それ以前に個別に合格していた科目の免除権利はすべて消滅します。再受験の際は再び7科目すべての合格を目指す必要があります。
2. 失敗を回避するための「合格ロードマップ」
この「振り出しに戻るリスク」を回避するには、1次試験の知識を「2次試験で使える武器」として最初から習得する戦略が不可欠です。
【ステップ①】1次試験対策(基礎固め)
2次試験の土台となる「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」の主要3科目を徹底的に固めます。KECが推奨する日々のルーティーンは以下の通りです。
| タイミング | 学習内容 |
|---|---|
| 朝(起床後) | 脳が元気な時間に前日の復習。KECの「穴埋め問題」で知識定着を確認。 |
| 通勤中 | スマホで音声学習。体系化した「ロジックツリー」を暗唱。 |
| 夜(就寝前) | 録音音声を聴きながら眠る「黄金の復習ルール」を実践。 |
【ステップ②】2次を見据えた「パラレル学習」
単なる暗記に走らず、「なぜこの施策が必要なのか」という論理(ロジック)を意識します。1次試験対策を通じて「ロジックツリー」を血肉化することで、2次試験に必要な「思考の瞬発力」を養います。
3. 先輩合格者の実体験:背水の陣をどう乗り越えたか
- 「1点の重み」への執念: 2次試験でパニックになりかけながらも、終了5秒前まで書き続けた結果、241点(合格ライン+1点)で滑り込み合格を果たした方がいます。
- 養成課程という選択肢: 「来年落ちたら1次からやり直し」というリスクを直視し、「養成課程」を選択した方も。実習を通じて確実に資格を得ることで、最短での独立を果たしました。
2年以内に、確実に合格を掴むために
大切なのは、最初から「2次試験まで見据えた正しい勉強法」を選択することです。プロの講師があなたのライフスタイルに合わせた「あなた専用の週間学習計画」を一緒に作成します。



